
食事中、うっかり醤油をこぼしたり、跳ねたりして、
衣類にシミができる事がありますね。
慌てて手洗いしても時すでに遅し。
綺麗に落ちてくれず、
お気に入りの外着が家着になってしまう事が多々あります。
クリーニング店に持ち込めばシミ抜きをして貰えますが、
お金がかかるし、面倒だし。
『綺麗に落ちるか分かりませんよー』
なんて言われた日には、
本当にお金を出す価値があるのか悩みますね。
そこで今回は
クリーニングのプロ直伝!!
家庭でできる衣類のシミ落とし(シミ抜き)方法を伝授します。
その辺のクリーニング店に任せるより綺麗になるかも?
目次
必要なもの
まずは以下のものが必要になるので、
足りないものがあれば買い足してください。
- 歯ブラシ(使い古しでも構いません)
- 白いタオル(シミをこちらに移す)
- 食器用中性洗剤(ヤシノミ洗剤など)
- 衣類用の酸素系液体漂白剤
- 重曹
- 小皿(魔法水を入れる容器)
普通に近所のスーパーで揃えられますね。
酸素系液体漂白剤意外は、
100均でも揃えられかと思います。
今回の方法で落とせるもの
今回のシミ落とし方法はかなり手軽で簡単ですが、
何にでも効果があるほど万能ではありません。
落とせるもの
衣類に着いた以下のものは効率よく落とせます。
- 革製品の色移り
- 醤油、ソース汚れ
- ワイン汚れ
- 油汚れ
落とせないもの
残念ながら以下のものは
今回のシミ落とし方法では落とせません。
- 泥汚れ、インクのシミ
- 水洗いできない衣類(色落ちする)
衣類のシミの落とし方
今回のシミ落としを行うには、
まず魔法水を作るところから始めます。
この魔法水の優れたところは、
3種類の汚れを落とす成分が絡み合い、
短時間で超絶な効果を出すことです。
魔法水の作り方
魔法水は以下の3つを組み合わせるのですが、
調合には黄金比があるのでしっかり守ってください。
- 食器用中性洗剤
- 液体漂白剤
- 重曹
では早速、魔法水を作っていきましょう。
小皿を用意して次の容量で混ぜてください。
- 重曹を小さじ1杯
- 液体漂白剤を小さじ3杯
- 食器用中性洗剤を3滴
調合が終わったら、
歯ブラシで軽く混ぜれば魔法水の完成です。
とても簡単ですね。
それでは、この魔法水を使ってシミを落としていきましょう。
シミの落とし方
いよいよ、実際にシミを落としていきましょう。
手順は以下の通りになります。
- 白いタオルを敷く
- タオルの上に、シミを上側にして衣類を置く
- 魔法水をつけた歯ブラシで、シミの部分を優しく叩く
- 数十秒続けて、シミがタオルに移っているのを確認
- 衣類のシミ部分を、タオルの綺麗な部分に移動させる
- 3〜5を数回続ける
- 綺麗に落ちたら、衣類をしっかり水洗いする
汚れにもよりますが、
大抵は数分も掛からず綺麗に落ちます。
ポイントは以下の通りです。
- 歯ブラシは優しく叩く(ゴシゴシしない)
- タオルの位置を変える時、シミが再び衣類につかない位置にする
- 終わったら必ずしっかり水洗いする
頑固なミートソースのシミ
頑固でなかなか落ちないミートソースのシミは、
魔法水で叩く前に、次の下処理をしておくと効果的です。
- 水と食器用洗剤を1対1の割合で混ぜる
- 白いタオルを敷く
- タオルの上に、シミを上側にして衣類を置く
- 1の液体を歯ブラシにつけ、シミの部分を優しく叩く(15秒ぐらい)
これでミートソースの油分を浮き出させる事ができます。
あとは、先ほど紹介した手順(魔法水を歯ブラシにつけて叩く)に移りましょう。
なぜ歯ブラシ?
歯ブラシはデリケートな口内を磨いても
傷をつけない優れものです。
歯ブラシで優しくトントンと叩く方法だと、
衣類を傷つける事がありません。
魔法水の欠点
怖いぐらい凄い効果がある魔法水ですが、
作り置きができないという欠点があります。
作ってから3時間ぐらいすると、
アルカリ性の重曹と、酸性の漂白剤が中和されて効果が激減します。
だから、魔法水はその都度、新しく作る必要がある訳ですが、
材料さえあれば30秒もかからず作れるので、
それほど手間では無いと思います。
最後に
いかかでしょう?
クリーニングのプロ直伝のシミ落とし(シミ抜き)方法。
慣れてくれば魔法水作りから、
シミ落とし完了まで5分もあればできるようになります。
シミがついて家着になってしまった衣類が、
ふたたび日の目を浴びれればいいですね^^