
ゆで卵を作るのって、コンロで湯を沸かして、
時間を計ってから取り出して、殻をむいて・・・。
結構、面倒ですよね。
コンロを1つ占有しちゃうのも困りものです。
料理の時短アイテムといえば、電子レンジがありますが、
これを何とか使えないものか?
でも、お皿に生卵を載せて、チンすればいいんじゃないの?
と安易に考えてはダメです。
この方法、以下のような危険性があるので絶対にやってはいけません!!
- 電子レンジの中で卵が爆発する。(電子レンジが壊れる事も)
- 殻をむいている最中に卵が爆発する。(危険)
- 食べる時に卵が爆発する。(超危険)
じゃ、電子レンジでゆで卵を作るのは無理なの?
いえいえ。
そんな事はありません。
正しい知識があれば、ゆで卵を『簡単に』電子レンジで作れます。
今回は電子レンジを使った調理方法として、
- 家にあるモノだけで調理する方法
- 便利グッズを使って調理する方法
の2つを紹介します!
目次
家にあるモノだけで調理する
※ 2016/5/17に写真付きで書きなおしました。
まず、次の物を用意してください。
- アルミホイル
- ラップ
- マグカップ (卵がすっぽり入る大きさ)
- 水 (水道水でOKです)
- 生卵
※すいません。ラップの写真を撮り忘れています^^;
用意ができたら、早速調理を開始しましょう!
手順は以下のとおりです。
- アルミホイルで卵を包む
- マグカップに入れてラップする
- 電子レンジで加熱する
- 余熱で温める
- 水道水で冷やす
- 完成
1.アルミホイルで卵を包む
まず、生卵をアルミホイルで隙間なく包みます。
隙間なくというのが重要です。
隙間があると爆発の原因になるので、よく確認しましょう。
※爆発の原因は後で書いてあるので、興味があれば見てください。
2.マグカップに入れる
つぎに、先ほどのアルミホイルで包んだ卵をマグカップに入れます。
そのあと、卵が完全に隠れるまでお水を入れて、ラップをふんわりとかけます。
この時、完全に密閉せず、少し隙間をあけておきましょう。
※ 水の量が少ないと火災の原因になるのでご注意ください。
3.電子レンジで加熱
マグカップを電子レンジに入れて500wで9分 加熱します。
4.余熱で温める
レンジの加熱が終わったら、余熱で温めるために、そのまま5分放置します。
5.水道水で冷ます
マグカップのラップを外してお湯を捨て、代わりに水道水を入れて冷やします。
この時、マグカップが恐ろしく熱くなっているので、火傷には十分注意しましょう!
6.完成!!
マグカップからアルミホイルに包まれた卵を取り出し、最後にアルミホイルを剥がせば完成です!!
この時も、アルミホイルが熱い場合もあるので火傷に注意です。
また、アルミホイルを剥がしている最中に、中から熱湯が出てくる事もあります。水道水で冷やしながら剥がすのが良いかもしれません。
この方法、アルミホイルで包む手間があるけど、かなり簡単ですね。
光熱費もコンロに比べると割安だし、電子レンジで加熱中は他の事をできるのが嬉しいですね。
今回はマグカップを使いましたが、大きめの耐熱容器を使えば2〜3個同時に作れます。
卵のサイズや個数でベストな加熱時間が変わるので、色々と試してみてください。
加熱時間と放置時間を調整すれば、半熟卵も可能ですよ。
便利グッズを使う方法
楽天やamazonを探すと、
電子レンジでゆで卵を作れる便利グッズがたくさんあります。
デザインの可愛いものや、一度にたくさん作れるもの等、用途にあった物を選べるのがGoodです。
ただし、便利だと思って衝動買いすると、意外と困るのが収納場所。
サイズをきっちり確認してから購入しましょう!
どれが良いか悩んだ時は、購入者のレビュー記事がとても参考になります。
酷いものだと、『電子レンジの中で爆発した!!』
とか、安全性に問題がある商品も見かけたので、気をつけましょう!
どの商品も使い方は似ていて、容器の中に生卵をセットし、お水を入れ、容器をしっかり閉める。
あとは、取扱説明書に書いている設定に従って、電子レンジで加熱するだけです。
超簡単ですね!
半熟にしたい場合も、加熱時間の調整だけでOKです。
容器をキチンと閉めないと爆発する危険性がありますので、取扱説明書を必ずよく読みましょう!
卵が爆発する仕組み
そもそも、なぜ電子レンジでゆで卵を作ると、卵が爆発してしまうんでしょう?
理由は、電子レンジが食品を加熱する方法にあります。
電子レンジは、対象物(食品)にマイクロ波を当てて、水分子を活性化する事で加熱します。
卵は外側から、殻→白身→黄身という3層になっていますが、マイクロ波がそれぞれを加熱していきます。
この時、加熱された白身や黄身の水分が水蒸気になります。
水蒸気は水より体積が大きいので膨張します。
しかし、卵の硬い殻が邪魔をして、力の逃げ場がありません。
こうなると卵の殻の中は、凄く圧力が掛かった状態になります。
それでも加熱を続けると、限界を超えた時に、卵の中身が殻を破って爆発します。
もし、運良く爆発しなくても、まだ安心できません。
殻を破るほどの圧力が掛かっていなくても、食べるためにコンコンと殻にヒビを入れたその時!!
ヒビを入れた場所から、卵の中の圧力が一気に吹き出し、爆発する可能性があります。
さらに、うまく殻を剥けたとしても、白身をガブっとかぶりついた瞬間に、爆発する事もあります。
これは、黄身の膨張を白身が止めていたからです。
卵の殻の内側にかかる圧力の大きさによって、
- 電子レンジの中で爆発
- 殻を剥く時に爆発
- 食べる時に爆発
- 運良く爆発しない
のどれかになる訳ですね。
では、なぜアルミホイルで包んだり、便利グッズを使うと爆発しないのでしょう?
爆発させない工夫
まずはアルミホイルから。
『アルミホイルはマイクロ波を通さない』という性質を使います。
ん?
マイクロ波を通さないなら、包まれた卵にもマイクロ波が通らないのでは?
じゃ、どうやって温めるんだよっ!?
じつは、卵を直接温めるのではなく、マイクロ波で水を沸騰させて、その熱で卵を加熱しているんです。
コンロで普通にゆで卵を作るのと同じ原理ですね。
便利グッズも仕組みは同じです。
卵を収納する容器自体はマイクロ波を通さない材質にして、中の水にだけにマイクロ波が当たるようにしてます。
卵は容器によってマイクロ波から守られ、沸騰した水で加熱する訳ですね。
最後に
たかが、ゆで卵。されど、ゆで卵。
ゆで卵一つがあるだけで、食事のバリエーションが増えますね。
朝食の一品に、サラダの盛り合わせに、板東英二への贈り物に。
面倒なことは電子レンジに任せたいですね。
ただし、くれぐれも事前準備と確認は、慎重に行ってくださいね。
ゆで卵関連のオススメ記事
レンジでカップや瓶でお湯を作る
卵を入れて置いておく
もう一杯お湯を作る
卵をそっちに移して再度置いておく
という感じが安全かと